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中小企業経営者 なるほど!Q&A Vol.17

前回までのあらすじ

前回は、いい仕事が見つかったといって、ぱっと辞めてしまう従業員が多くて、困っている経営者の方々に対して、弁護士がアドバイスをおこないました。

登場人物

御所見さんイラスト

御所見さん

藤沢市で小売業を営む

菱沼さんイラスト

菱沼さん

藤沢市で建設業を営む

川名さんイラスト

川名さん

藤沢市で電気工事業を営む

大平さんイラスト

大平さん

辻堂で不動産の会社を営む

弁護士イラスト

弁護士 顧問 大

中小企業経営者の集いに参加している、自らも経営者の弁護士

従業員に、支店へ異動してもらう際の注意点

いやぁ、みなさんお元気ですか?

御所見さんイラスト

太平さんお元気そうですね。うらやましい限りです。

こちらが、御所見さんから噂に聞いていた湘南藤沢の人事・労務に強い弁護士さんですね。

菱沼さんイラスト

こちらの顧問大弁護士先生は、私たちみたいな中小企業・零細企業の事情に詳しいんですよね。

みなさん、そんなにおだてないでくださいよ。何も出てこないですよ。湘南の中小企業を人事・労務の点からサポートしている顧問大弁護士です。

こんど支店をつくろうと思っていて、通勤に二時間くらいかかるので、アパートつきで従業員に引っ越ししてもらおうと、思っているんだけど、どんなことに注意すればいいですかね。

支店ですか、うらやましいなぁ

採用は支店の近くの人を採用するんですか?

いえ支店といっても、そんなに立派なものじゃないですけど、湘南藤沢の従業員に転勤してもらおうと思っています。

異動命令で転勤を命じる場合、転勤命令を受け入れてくれればいいんですが、そうでない場合に会社はどうするべきかについて、お悩みですか?

そうです。さすが先生、一を聞いて十を知るですね。

神戸から名古屋への転勤命令を拒否した従業員に対する懲戒解雇処分の有効性が争われた東亜ペイント事件(最判昭和61年7月14日労判477号6頁) では、基本的には転勤命令を有効としました。

どんな事件だったんですか?

配転命令について「使用者の転勤命令権も無制約に行使できるものではなく、転勤命令に業務上の必要性が存しない場合、転勤命令が不当な動機・目的をもってなされた場合、もしくは労働者に対し通常甘受すべき程度を超える不利益を負わせる場合には、当該転勤命令は権利の濫用となる。この判断において、労働者の生活の不利益が転勤にともない甘受すべき程度のものである場合には、業務上の必要性は余人をもって代えがたいという高度のものであることを要せず、労働力の適切配置、業務の能率増進、労働者の能力開発、勤労意欲の高揚、業務運営の円滑化などのためのものでもよい」と判示した事件です。

そうすると、左遷目的の異動はだめ。従業員が通常我慢する程度を超えなければ、転勤命令を出せるということですね。

はい、そういうことになりますね。こればかりはケースバイケースですが、借り上げアパートを用意したり、従業員が気持ちよく働ける環境を可能な範囲で整備するのがいいかと思いますね。

菱沼さんイラスト

判断の要素としては、どんなものがありそうですか?

はい、就業規則で「業務の都合により、出張、配置転換、転勤を命じることがある」など明記した上で、職種限定採用の場合は転勤地でも同じ職種かどうか、転勤の合理的必要性があるかどうかなどが判断の要素になります。

菱沼さんイラスト

そうですね。突然社長から「支店作ったから、異動してよ」と言われたんじゃ、たまったものじゃないですね。あと、左遷もいやですよね。

御所見さんイラスト

あと、組合の活動家ばかり頻繁に異動させるとか、問題社員の厄介払い目的とかもきっと駄目ですね。

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