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中小企業経営者 なるほど!Q&A Vol.4

前回までのあらすじ

異業種交流会に参加した顧問大弁護士は、建設業の高田さんと、同じく建設業の菱沼さんと出会います。
高田さんから遅刻頻度の高い問題社員を解雇したい話を伺った顧問大弁護士は、いきなり解雇することは容易ではないという説明をしました。

登場人物

御所見さんイラスト

御所見さん

藤沢市で小売業を営む

高田さんイラスト

高田さん

藤沢市で建設業を営む

菱沼さんイラスト

菱沼さん

藤沢市で建設業を営む

弁護士イラスト

弁護士 顧問 大

中小企業経営者の集いに参加している、自らも経営者の弁護士

勤怠不良の従業員がいるんだけど・・・続き

高田さんのおっしゃるとおりです。別の事件では、入社から1年半の間に180回以上の遅刻をする従業員に対して、懲戒処分をすることなく、会社は懲戒解雇をしました(名古屋地判昭和53年9月29日・共栄印刷紙器懲戒解雇事件)。この事件では、段階を経ることなくいきなり懲戒解雇に付することは権利の乱用として、解雇無効とされました。

御所見さんイラスト

ということは、会社は従業員に対してこまめに、フォローして、指導しないとだめなんだね。

高田さんイラスト

注意の方法は口頭だけでいいのかしら?書類作るの面倒くさいのよね。

注意や警告は書面でやらないとだめですね。後で言った、言わないになってしまいます。あと、懲戒解雇をする前に、軽めの懲戒をしておくといいかもしれませんね。

菱沼さんイラスト

軽めの懲戒ってどの程度?

戒告といって口頭注意と口頭での反省だとか、けん責といって、いわゆる始末書の提出などがこれに当たるかと思います。

高田さんイラスト

遅刻で減給だとやりすぎなのかしら?

遅刻をしたから、仕事をしなかった分を給与から控除するのは、ノーワークノーペイの原則に従っていますので、問題ありません。高田さんのおっしゃる減給は、ペナルティーとして会社が一方的に本来の給与から一定額を差し引くことかと思います。ペナルティーとしての減給は、いろいろ制限があるんですよ。

高田さんイラスト

そうなんですよ。私も若い時に遅刻しちゃって、社長から減給だっていわれてびっくりしたことがあります。

私も飲みすぎて・・・それは置いておいて、労働基準法第91条で「就業規則で、労働者に対して減給の裁定を定める場合においては、その減給は、一回の額が平均賃金の一日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の十分の一を超えてはならない」と定められています。

菱沼さんイラスト

つまりどういうこと?

一件の懲戒事案につき、日給の半分を超えちゃいけませんよ。遅刻のほかにいくつも懲戒事案があるとしても、月給の10分の1を超えちゃいけませんよ。という意味です。

御所見さんイラスト

ニュースで「減給10分の1」って聞いて、「悪いことしたんだから、半額にしちゃえよ」とおもっちゃうんだけど、10分の1が上限なんだね。

そうですね。ちなみに、懲戒の種類としては、戒告、けん責、減給、出勤停止、降格、諭旨解雇、懲戒解雇があります。

御所見さんイラスト

そうなんですね。出勤停止中は給与を支払うんですか?

自宅待機命令の場合は給与を支払いますが、出勤停止は先程お伝えした制裁規定の制限の規制は及ばないので、無給でもよいことになります。

菱沼さんイラスト

話は変わるんですが、制服をきちんと着用しない従業員がいるんです。だらしがないので、改めてほしいのですが、法律的にどこまで踏み込んでいいんでしょうか?

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